ボリューム
ボリュームは、システムが接続ホストに提示する論理ディスクです。
アプリケーション・サーバーは、MDisk またはドライブではなく、ボリュームにアクセスします。 ボリュームが従属する MDisk が使用不可になった場合であっても、そのボリュームをアクセス可能に保つために、選択したボリュームにミラーリングされたコピーを追加できます。各ボリュームに対して、最大 2 つのコピーを作成できます。それぞれのボリューム・コピーは、プール内の一連のエクステントから作成されます。
システム上でサポートおよび構成されるトポロジーのタイプに応じて、さまざまなタイプのボリュームを作成できます。すべてのシステムが、単一サイト構成の標準トポロジーをサポートしています。単一サイト構成を使用するシステムの場合、基本ボリューム、ミラーリング・ボリューム、またはカスタム・ボリュームを作成することができます。複数サイト構成でもある HyperSwap® トポロジーの場合、基本ボリューム、HyperSwap ボリューム、またはカスタム・ボリュームを作成できます。システムは、ボリュームの容量を節約するためにシン・プロビジョニングをサポートします。
タイプ
ボリューム・コピーの作成のために、より高度なエクステントの割り振りポリシーを使用することができます。 ストライプ・ボリュームを作成すると、 ストライプ・セットとして使用される MDisk のリストに同じ MDisk を 2 回以上指定することができます。 すべての MDisk が同じ容量ではないストレージ・プールがある場合に、この割り振りは有用です。 例えば、18 GB の MDisk が 2 つと、36 GB MDisk が 2 つあるストレージ・プールがある場合、 ユーザーは、ストレージの 3 分の 2 が 36 GB ディスクから割り振られるようにするために、 それぞれの 36 GB MDisk をストライプ・セットで 2 回指定して、ストライピングされたボリューム・コピーを作成することができます。
ボリュームを削除すると、ボリューム上のデータへのアクセスは破棄されます。 ボリューム内で使用済みになったエクステントは、ストレージ・プールにあるフリー・エクステントのプールに戻されます。 ボリュームがまだホストにマップされている場合は、 削除は失敗します。 また、ボリュームがまだ FlashCopy®、 メトロ・ミラー、またはグローバル・ミラーのマッピングの一部である場合でも、削除が失敗することがあります。 削除に失敗した場合は、強制削除フラグを指定して、ボリュームおよび関連したホストへのマッピングの両方を削除することができます。 強制削除をすると、コピー・サービスの関係とマッピングが削除されます。
状態
表 1 に、ボリュームに考えられるさまざまな状態の説明を示します。
| 状態 | 説明 |
|---|---|
| オンライン | 入出力グループの両方のノードがボリュームにアクセスできる場合、 ボリュームの少なくとも 1 つの同期コピーがオンラインであり、使用可能です。 単一のノードがボリュームと関連付けられたストレージ・プール内のすべての MDisk にアクセスできる場合は、その単一ノードは、1 つのボリュームだけにアクセスできます。 |
| オフライン | 入出力グループの両方のノードが欠落している場合、または入出力グループ内の存在するノードがどれもボリュームの同期コピーにアクセスできない場合は、ボリュームはオフラインであり、使用不能です。同期化されていないメトロ・ミラー関係またはグローバル・ミラー関係の 2 次ボリュームの場合、そのボリュームもオフラインになることがあります。 ユーザーが、使用可能なディスク・スペースを超える量のデータを書き込もうとした場合、シン・プロビジョニング・ボリュームはオフラインになります。 |
| 劣化 | 入出力グループ内の一方のノードがオンラインで、
他方のノードが欠落しているか、ボリュームの同期コピーにアクセスできない場合、ボリュームの状況は劣化です。 注: ボリュームが劣化しており、関連するすべてのノードおよび MDisk がオンラインである場合は、サポート・センターに連絡して支援を受けてください。
|
| 削除中 | データ削減プール内のシン・プロビジョニング・ボリューム・コピーまたは圧縮ボリューム・コピーの場合、「削除中」状況はコピーを削除していることを示します。
削除操作が完了するまでは、すべてのボリューム・コピー (完全割り振りコピーを含む) にアクセスできません。
さらに、いくつかの操作は、すべてのコピーが削除されるまで開始することができません。
1 つのボリューム・コピーの削除を処理中の場合、以下のコマンドは制限されます。
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キャッシュ・モード
キャッシュ・モードを指定して、読み取り/書き込み操作をキャッシュに保管するかどうかを選択できます。ボリュームを作成する場合はキャッシュ・モードを指定することができます。 ボリュームを作成した後で、キャッシュ・モードを変更できます。
表 2 は、ボリュームのキャッシュ・モードのタイプを説明しています。
| キャッシュ・モード | 説明 |
|---|---|
| readwrite | ボリュームで実行されるすべての読み取り/書き込み入出力操作は、キャッシュに保管されます。
これはすべてのボリュームで、デフォルトのキャッシュ・モードです。データ削減プールから作成されたボリュームまたはボリューム・コピーでは、キャッシュ・モードが readwrite でなければなりません。
データ削減プールからシン・プロビジョニング・ボリューム・コピーまたは圧縮ボリューム・コピーを作成する場合、キャッシュ・モードが readwrite でないと操作が失敗します。 |
| readonly | ボリュームで実行されるすべての読み取り入出力操作は、キャッシュに保管されます。 |
| none | ボリュームで実行されるすべての読み取り/書き込み入出力操作は、キャッシュに保管されません。 |
